禪@市川

10年10月31日/禪/市川/
らぁめんしょうゆ+半熟玉子/630円+53円
急速な再開発が進む市川駅周辺。
その勢いに乗っかってか、
駅周辺に気になる新店が、
立て続けにオープンしている様子。
台風一過の日曜日。
鼻をほじるくらいしかやることがないので、
ボンヤリ顔で攻略しに行ってきた。

今回お邪魔したのは『禪』。
屋号はこれで「ひらめき」、
もしくは「ピラメキーノ」と読むらしい。
(小学生のハートをガッチリキャッチ!)
あいにく満席でしばし待つことに。
外待ち用の椅子は、
脚立にラグをかけただけの豪快さ(凸)。
すると続々と地元客が押し寄せてきて、
ちょっとした行列が発生。
車通りの多い産業道路沿い。
みんな車の中から長く続く行列を、
何事かと気にしている。
自意識過剰な代表は、
自分の存在に気付いたんだと思い込み、
ひとりひとりに手を振って対応。
気分だけは小栗旬なんだって!
死刑!2回死刑!
しかしそれだけ車通りが多いのに、
お店専用の駐車場があるわけでもなく、
さらに近くにコインパーキングも無い。
ちょっともったいない気も…。
こちらは行徳の『葫』出身。
『葫』でもおなじみの野菜スープの香りが、
店外にまで漂ってくる。
しょうゆとしおの「らぁめん」と「つけめん」、
サイドメニューやトッピング類、
金額が外税なのも含めて、
忠実に『葫』を踏襲している。
友人と来ていたので、
「らぁめん」をしょうゆとしおで頼んで、
シェアする大作戦を実行。
濁りのあるスープからは、
まったりしたニンニクの香りが広がる。
たくさんの野菜を溶かし込んだ、
いわゆるベジポタに分類されるもので、
口当たりまろやかで優しい味。
カエシの風味にも深みがあり、
スープとのバランスも実にいい。
『葫』と比べるともうちょい、
繊細な方向性にシフトしている印象。
浅草開化楼製の中太麺は、
たっぷりのお湯で泳がせるように茹でてあり、
平ザルでチャッチャされる。
そのせいか一本一本にしっかりハリがあり、
モチモチした食感が気持ちいい。
周りに焼き色がついた、
ぶ厚い三枚肉チャーシュー。
ジューシーでとろける脂身が旨~い!
半熟玉子は味玉ではなく、
黄身がトロリとした普通のゆで卵。
スープと一緒に食べるのが吉。
途中で生ニンニクをクラッシュ&ダイブ!
スープのベースがニンニクだけに、
まったくバランスは崩れない。

一方のしおも『葫』と同じく、
塩ダレは作らず沖縄の天然塩のみを、
スープに溶かし込む手法。
塩をなじませるために、
泡立て器でシャカシャカ混ぜる手法も同じ。
味付けがシンプルなぶん、
よりダイレクトに野菜の風味を感じられる。
揚げネギの風味が生きてくるね。
スープの印象が明確に違うので、
ぜひとも二杯食べ比べをオススメしたい!
一人で2杯食えない少食さんは、
友人や恋人、2号さんなどを同伴せよ!
ここまで同じということは、
修行先の『葫』の味を、
完璧に受け継いでいこうということなのだろう。
でもほんのちょっと、
『禪』だけのオリジナリティというか、
その先を見てみたい気もあったりー。
てゆっかー。みたいなー。
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★2010年10月のトータル杯数/27杯
★2010年の通算杯数/257杯
★麺レポスタートからの通算杯数/966杯

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SHISENYA BAR@金町

10年10月29日/SHISENYA BAR/金町/
鶏唐つけそば/788円
<前回までのあらすじ>
『金町製麺』でしこたま呑んだこむら代表。
しかし店で偶然再開した生き別れの兄が、
闇の組織「X団」の手下になっていた事実を知る。
兄の洗脳を解くために、
X団の巣窟「魔界城」へ向かうために、
『金町製麺』を飛び出す代表であった…。
ハッ!
ここはどこだ…?
確か俺は『金町製麺』で、
死ぬほど旨い飯を食い酒を呑み、
そのまま魔界城へ向かっていたはずなのに…。

気がついたらハシゴ酒!
ウリャー!
俺達が一軒で大人しく帰ると思ったら、
大間違いじゃコラボケーッ!!!
というわけぷっと部員ともども、
金町が誇る二大「呑める麺屋」のもう一方へ。
南国のウッドハウスのような内装に、
薄暗い照明とズラリ並んだ洋酒の瓶と、
見た目には完全なるカウンターバー。
しかし店主は代々木上原の『大勝軒』で修行した、
れっきとしたメーランのセーミーなのである。
つまみ類も肩肘張らない、
ラフな感じのメニューが多く、
しかもアルコール類も含めてメチャ安!
かつて葛飾に住んでいた頃は、
バス(猫の)に乗ってまで通ったもんです!
何せ店内が暗いのと、
酩酊への片道切符を手に入れていたので、
つまみ類の写真がブレブレボロボロ。
ぷっと部員のiPhoneをライト代わりにして、
比較的まともに撮れていたものだけご紹介。
値段はもうまったく覚えてねぇ!

なんこつ揚げ。
SHISENYA BARの名物料理。
コリコリした歯ごたえで美味!

煮込み豆腐鍋。
鶏ガラスープでグツグツ煮込まれている。
餡掛け状態なので熱々。
添えられる「魔法のスパイス」かけても旨い!
人間・失格の烙印を押されるほど呑んだところで、
こちらでも〆はもちろん麺!
一番人気の「鶏唐つけそば」をチョイス。
麺は細麺と極太麺から、
つけだれは醤油と辛味噌からチョイス可能。
茹で時間10分ほどかかる極太麺は、
がっしりと強靭なコシがあり、
噛むたびに小麦の風味を楽しめる逸品。
小さい壷で供される、
コチュジャンベースの辛ダレを絡めてもいける。
つけ汁は鶏ガラベースで、
粘度がさらりとしたあっさり系。
ほんのり酸味が付けられていて、
さっぱりと食べることができる。
具は麺の上にデン!と置かれた、
揚げたての鶏唐揚げ。
衣はサクサクで肉はジューシー。
つけ汁に浸けてもおいしゅうございます!
割りスープはあらかじめポットで出てくる。
鶏と昆布の旨味が効いていて、
これ単独でも相当おいしい。
煮込み豆腐鍋の魔法のスパイスを足すと最高!
思わずスープ割りに使うぶんまで、
そのまま飲み干しそうになって、
ぷっとちゃんに怒られちった!
ジンやらテキーラやらガブガブ呑み、
つまみに〆つけそばまで堪能して、
お会計ひとり頭3000円弱。
もう金町に足を向けて寝られません!
ちなみに翌朝、
代表がどのような状態になっていたか、
くれぐれも詮索しないでくれたまえ…。

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立ち呑み居酒屋 金町製麺@金町


10年10月29日/立ち呑み居酒屋 金町製麺/金町/
〆のらーめん&本日限定もやしあんかけ中華そば/
480円+650円
ううう~!
呑みたい!酒が呑みたい!
体液が全部アルコールになるまで呑みた~い!
そんな子供の為にならない、
逆偉人としておなじみのこむら代表。
さっそくラーツ部ぷっと部員を誘って、
前々から計画していた、
『金町製麺』での立ち呑み大会を開催!
こういう時の仕事は早いのボクちん!
金町駅で待ち合わせして、
まずはラーツ部伝統の「再会の舞い」。
たっぷり4時間ほど踊って、
ゲッソリヘトヘトになってからGO!

最近できたばかりの、
「ヴィナシス金町」の1階テナント。
コンクリート打ちっぱなしで、
鉄骨むき出しのオシャレ立ち呑み屋。
天井が高く居心地のいい空間。
ここは都立家政の『七彩』と、
フードジャーナリスト・はんつ遠藤さんの、
共同プロデュースによる店。
従ってラーメンはもちろんのこと、
全国各地から見つけてきた地酒や、
それに合うアテがたいへん充実している。
我々呑み助にとっては、
ガロン単位のヨダレ必至でございます!
トリスのハイボールを呑みつつ、
まずは発情期のバッファローのような表情で、
次から次にアテを頼んで舌鼓。
それではダイジェストでお送りします!
(BGM:今日のホームランのテーマ)

もつ煮込み300円。
癖がなくさっぱりした味。
臓物LOVE!

白バイ貝の煮物300円。
ギュッと身がしまっていい歯ごたえ。
磯の香りバッチコーイ!

沙樹ちゃんのポテトサラダ200円。
マヨネーズ不使用でほんのりフルーツの香り。
沙樹ちゃん結婚して~!

自家製ベーコン300円。
脂ノリノリ。夢がモリモリ。
思わず店内でキックベースを開催!

天然ぶり&鰯の刺身350円+300円。
とにかく新鮮!鰯は千葉の近海もの!
死にたて最強!

いか人参300円。
シャキシャキの人参。松前漬け風。
どっかの郷土料理?

やみつきさつまいもスティック200円。
甘くてまさにおやつ感覚。
添えられた砂糖ダレがみるみる固まる(凸)。

ザーサイともやしのナムル250円。
まさにつまみ of つまみ。
さっぱりした味付け。

ソース焼きそば400円。
蒸し麺の食感がいい。
『どろっ』風かと思ったら全然別物。

豆鯵のから揚げ300円。
ザクザクとクリスピーな歯ごたえ。
顔面から喰らいつくしてやったわ!
食うだけ食い呑むだけ呑み、
下ネタが脳からダイレクトにアウトプットされ、
抑制できなくなってきた頃合いで、
麺類を2種類頼んでシェア。
まずは限定15食の「〆のらーめん」。
キリッとした醤油の香りに、
確かに『七彩』の面影が感じ取れる。
スープにほのかに甘みがあり、
動物をベースにした魚介の香りが広がる。
しかしタレ、スープ、油ともに突出はせず、
静かに渾然一体にまとまっていて、
じんわり染みていくような優しさ。
呑んだ後にはまさにうってつけ!
麺はゆるくちぢれの付いた中細麺。
ツルツルと気持ちよく啜れる。
あくまで〆なので量はかなり少なめ。
具は小ぶりなチャーシューとネギのみ。
しっかり歯ごたえのあるお肉ですわよ。
そして「もやしあんかけ中華そば」は、
そのベースのらーめんに、
文字通りあんかけにしたもやしがたっぷり。
スープに野菜の甘みが加わることで、
さらに口当たりが優しくなる。
こちらも素朴でおいしいな~。
呑みに特化したお客さんが多く、
麺類は意外に遅くまで残っている様子。
食っとけ!やっとけ!
最近昼の営業もスタートし、
月変わりで限定メニューなんかもあるそうなので、
近いうちに昼にも来なくっちゃ!
さあ~もう大満足!
時間も遅いからサクッと帰るよ!
寄り道なんかしないよ!
しないよ…!
しないよ…
(つづく)

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元祖長浜 大学ラーメン@東大和市

10年10月28日/元祖長浜 大学ラーメン/東大和市/
ラーメン/600円
塾での厳しい猛勉強の結果、
ついにボクも大学に合格できました!
ばんざーい!ばんざーい!
夢にまで見たキャンパスライフ!
毎日毎夜エンドレスで続く、
酒池肉林のサークル活動とコンパ!
アツい!ヤバい!間違いない!
(代表は大学を誤解しています)
どこの大学に合格したかというと、
東大和市にキャンパスを構えるここ!

大学ラ~メ~ン!
偏差値高いぞコラァー!
キャンパスは大通りを結ぶバイパス沿い。
校舎はまさに屋台のような、
バラック風の天井の低い建物。
しかし非常にキレイに手入れされている。
この大学の一番の売りは、
なんといっても充実した学食!
「ラーメン」と「つけめん」に加えて、
焼酎などのアルコールも充実。
つまみも「チャーシュー」や「明太味玉」に加えて、
「たこのバター炒め」があるのが珍しい。
とりあえず基本の「ラーメン」を。
ここの豚骨スープは、
複数の羽釜で時間差でグラグラ炊き、
新旧のスープをブレンドしていく、
いわゆる「呼び戻し方式」。
しかし研究室(厨房)が奥まっていて、
教授(店主)の調理の様子は見えない。
そのスープは絶妙にクリーミー!
一切のざらつき感がなく、
こまめに下処理をされたであろう、
丁寧な仕事ぶりが窺える。
ふくよかな豚骨の旨味にあふれ、
豚骨特有の嫌な匂いもないので、
苦手な人でもいけそう。
ニンニクはスープに溶け込んでいるのか、
ほんのり後口で香ってきて、
さらに食欲をくすぐられる。
長浜ならではの極細ストレート麺は、
うっかり茹で加減を言わなかったので、
気持ち柔らかめ。
サクサクした気持ちいい食感だが、
やっぱりスープとの相性を考えて、
ここはバリカタ以上でいきたかったところ。
替え玉前提なので量は少なめ。
何せ『ちゃんぴおん』からの連食なんで、
このくらいの量で十分です!
チャーシューはしっとり系で、
肉の旨味をしっかり感じられるもの。
あとはキクラゲと青ネギのみ。
高菜が別料金なのはいかんともしがたい!
仕方なくすりゴマと紅生姜を、
頃合いを見つつ投入。
紅生姜はあまり漬かり過ぎていない、
ピンク色のウブっ娘で好感度大。
今年のミスコンに推薦しまーす!
楽しかった大学生活もあっという間。
最後は角帽を天高く放り投げ、
涙々の卒業となったのでした…。
んあ?ホントの学歴?
幼稚園も出てねぇ超絶アウトローだよ!
なめんなコラァ!
(ホントはフツーに高卒)

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じゃんぼらーめん ちゃんぴおん@西立川

10年10月28日/じゃんぼらーめん ちゃんぴおん/西立川/
ミニラーメン/470円
長らく人気店として、
業界に君臨し続ける「クラシカル系」。
あるいは地元民に愛されながら、
地道に地域に根をおろす存在の「ドメスティック系」。
どちらのラーメンも大好物のボクです!
こんばんは田原俊彦です!
さてそんなびんびん教師のもとに、
ある知らせが舞い込んできた(矢文で)。
なんでも昭島で27年間、
地元民に愛されてきた人気店が、
今月いっぱいで閉店してしまうとのこと。
昭島にはゆかりのない一言ながら、
一期一会を逃すチャンスはございません!
さっそく高速を飛ばして向かってみた。

人通りの少ない住宅街に、
ひときわ異彩を放つ警戒色のノレン。
しかも屋号は『ちゃんぴおん』!
キャッチコピーは「じゃんぼらーめん」!
知らなきゃ完全にスルーするわ!
しかし店の向かいの、
昭和高校の学生たちが列をなしていて、
みな待ちわびたように入店していく。
店の中からおかみさんに、
「カウンターでいいかな!」と促され、
ルールも分からず流されるまま入店。
店内もかなり年期が入った、
昭和の食堂のような味わい深い雰囲気。
テーブル席ではヤンチャな学生が、
授業をサボってタバコをふかしていたりと、
憩いの場として愛されている様子。
しかしみなお会計をして出ていく時、
「ごちそうさま!おばちゃん元気でね!」
なんて声をかけたりしていて、
みなカッコだけで礼儀正しいじゃないのさ!
その「おばちゃん」がまた、
実にパワフルで個性的な方でして。
学生と軽口を叩きながらも、
手際良く麺を茹でチャーシューを切り、
山盛りのチャーハンを煽っている。
しかし「ごめんねお兄さん時間ある?」と、
茹で湯をこまめに交換してるあたり、
いい加減な仕事はしてませんよ!
「最後だから超大盛り食べる?」と、
学生のひとりに出していたつけ麺の、
山と積まれた麺の量におびえ、
「ミニラーメン」にしたがそれでもこの量!
カエシがキリッ!
化学調味料がピリッ!なスープは、
豚ガラの旨味にあふれた、
懐かしいながらもパンチが効いたもの。
かなりしょっぱめだが、
コーンの甘さがうまいこと中和している。
細麺は歯ごたえしゃっきり。
量が多いので食うのに時間がかかるけど、
それでもダレずにしっかりしている。
そしてマストはロース肉のチャーシュー!
箸で持とうとしても崩れてしまうほど。
柔らかトロトロで旨い!
チャーシューメンを頼んだ客に、
「脂身のあるとことないとことどっち好き?」と、
わざわざ聞いていた。
「ミニチャーシュー」にして、
ミックスしてもらってもよかったなー。
お会計はカウンターの上に散らばった、
小銭からお釣りをもらう自己申告制。
後から後から続々と、
幅広い年代の客が訪れては、
名残惜しそうにラーメンを啜っている。
店頭に飾られたたくさんの花束、
そして学生たちとの記念写真。
この店が、いやもはやこのお母さんが、
どれだけ愛されていたかが垣間見えた。
店を出る時の「元気でね~」の声に、
思わずホロリときましたよ。

27年間お疲れ様でした!

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麺塾@高田馬場

10年10月27日/麺塾/高田馬場/
魚骨つけ麺並(冷やもり)/780円
『無鉄砲』の豚汁攻撃は、
我が胃に予想以上のダメージがもたらされた。
しばし駅のベンチでホゲーッとして、
胃を落ち着かせてからの連食。
次のお目当ては『麺塾』。
「塾」というからには、
派手なアクセサリーを身につけた金ピカ先生や、
元暴走族のヤンキー先生もいるに違いない!
気を引き締めて入塾せねば!
怒涛の合格!みすず学苑!怒涛の合格!
(ヤマトタケルのコスプレで)
高田馬場駅の西口から、
学生向けの店(ローンや雀荘)だらけの路地へ。
ここって『千代作』に行く道だったっけか。
そういえばもう10年以上行ってないな…。

その『千代作』のほぼはす向かい、
蕎麦屋さんの2階に店はあった。
どうやら上下とも同じ経営みたい。
店内は和の面持ちのシックな雰囲気。
ちょっとした待ちスペースには、
なぜかルービックキューブ完備(凸)。
魚骨をバリバリ砕いて、
中のコラーゲンを抽出して作るという、
アゲ要素全開な「魚骨スープ」が売り。
その魚はその日その日で違うらしく、
店頭のガラスケースには、
ドーン!と巨大な骨が寝そべっている。
なんたるフォトジェニックさ!
さっそく許可をいただいてパチリ。

本日は「勘八の頭」と、
「黒鮪中骨」でございます~。
見よ!写真右の勘八のどや顔!
この日、厨房を仕切っていたのは、
女優さんかと思わんばかりの美人さん!
俺のコラーゲンも抽出してください!
(はい最低~)
お冷や代わりの蕎麦茶を飲み、
ドキのムネムネを必死に抑えていたら、
平たいお皿で「魚骨つけ麺」が登場。
蕎麦のテイストを取り入れた一杯、
というのがコンセプトのよう。
平打ちの中太麺には、
蕎麦の甘皮が練り込んであって、
見た目にも茶色いプチプチが目立つ。
プチンと弾けるような食感で、
噛むたびに蕎麦の実の甘みが感じられて、
汁につけなくても非常においしい。
思わずしばらくそのままで食べちゃった。
並とはいえ240gと、
まずまずボリュームもある。
つけ汁は確かにトロトロで、
コラーゲンがたっぷり出ているのが分かる。
若干ざらついた舌触りで、
むせかえるような濃厚な魚介の風味。
しかしちょっとカエシの塩分が強いのと、
酢がかなり強く効いているので、
せっかくの魚骨の香りが、
若干ぼやけているのはちょっと残念。
より魚テイストを楽しみたい場合は、
ラーメンにしたほうが無難かも。
チャーシューは豚と鶏から選択可能。
もう豚は十分だったので鶏を。
ふんわり柔らかい食感で、
チャーシューっつーより鶏ハムのような味わい。
あとの具は少量のメンマと、
底に沈んだたっぷりの細モヤシ。
なんか食感が安っぽくなっちゃうので、
個人的にはモヤシは不要かな。
スープ割りはポットに入った蕎麦湯。
味が濃いので多めに注いだ。
頼めば魚骨のスープでも割れるみたい。
帰りは美人さんがわざわざ、
扉を開けてお見送りしてくださった。
俺の勘八も今が旬ですよ!
(はいさらに最低~)

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無鉄砲 東京中野店@沼袋

10年10月27日/無鉄砲 東京中野店/沼袋/
とんこつラーメン/750円
お待たせしました!
オープン直後のラヲタ半狂乱状態に、
乗り遅れること早や数ヶ月、
ついに『無鉄砲』にやって来ました!
ご挨拶が遅くなってすいません!
(生放送中のスタジオでシバかれる)
先に訪れた系列店の『無極』では、
「豚骨スープひっかぶり祭り」は未遂に終わったが、
今度こそ神聖なる気持ちで、
脳天から全身にビヤーッと浴びねば!

沼袋の駅から徒歩数分。
ダクトなどの配備がしっかりしているのか、
店外にはほとんど獣臭は漂っていない。
近隣マンションへの被害はなさそう。
しかし店内に一歩足を踏み入れると、
しっかり濃厚な豚骨スメルが!
かぐわしぃ~!
『無鉄砲』系列ではおなじみの、
威勢が良くもホスピタリティあふれる、
気持ちのいい接客が光る。
一方厨房はベタベタの関西弁が飛び交い、
次々と入る注文をこなす戦場と化している。
思わず戦場カメラマンとなって激写!
アフガンの~銃撃戦~では~ですね~(モノマネ中)。
食券を渡すと麺の固さと油の量、
それにネギの多さを事前に聞かれる。
すべてをパワーアップしたい場合、
常連は「カタコテネギオ」と言うらしい。
「どうも!新入社員のカタコテネギオです!」
という決めギャグまで用意していたのに、
店員さんに「麺の固さやネギの量は?」と、
いっこ抜かされてしまったので、
せっかくの渾身ギャグも陽の目を見ず。
後悔と自責の念に駆られていると、
ほぼストローク無しですぐに丼が到着。
あらかじめ心の準備はしていたが、
いざ対峙するとその鬼なビジュアルに、
まるでヴァージンのようにひるんじゃう…。
ということで今回も怖気づき、
浴びずに素直に食べることにしまーす!
スープをレンゲですくって、
フーフーした時の波打ち方が明らかに異常(凸)。
しかしこれが旨いこと旨いこと!
肉片や骨粉までドロドロ溶け込んでいて、
くどそうに見えるが心配御無用。
イヤな臭みもまったく無く、
人懐っこい豚骨の旨味のみが、
超高濃度凝縮されたスペシャルな味わい。
かつて「ちびくろサンボ」では、
虎がグルグル回ってバターになったもんだが、
もはやこれは豚がグルグル回って、
スープになったとしか思えねぇ!
麺は太さや幅がまちまちの、
ちょっと変わった印象の中細麺。
やや平たくてムチムチした食感。
ちぢれた部分に乗っかってくるので、
当然スープもズルズル絡んでくる。
一本一本が短いのは、
そのスープが跳ね飛ばない工夫かな?
お洋服についたら地獄だもんな(凸)。
チャーシューはトロッと柔らかく、
景気良く3枚乗せられている。
あとはメンマとネギとシンプル。
ネギは京都の九条ネギで、
苦辛い風味は相性ピッタリ!ネギ多め必須!
後半はさすがに重たくなってくるが、
卓上の味変えグッズが豊富なので、
すりゴマや紅生姜、激辛高菜などを適時投入、
最後まで飽きずに食べられた。

食後、駅に戻る途中、
店近くの駐車場にオレンジ色のワゴンを発見。
こ!これはマジックミラ…、
ではなくて「ムテッポミラー号」!
(勝手に命名)
使用目的はよく分からないが、
ひょっとしてあのスープを搭載して、
キャラバンとかやっちゃったりすんの!?
獣臭を撒き散らしながら全国へ!
豚骨は地球を救う!

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麺屋 なごみ@青砥

10年10月26日/麺屋 なごみ/青砥/
塩そば/680円
久々に麺ビギナーの友人を、
口八丁手八丁でそそのかした挙げ句、
夜のラーメンドライブに出かけるぜホー!
こんばんはラーメン界の羽賀研二です。
当初は立石『麺食堂X』を予定していたが、
まさかの火曜定休と気付き、
ズボンが足首まで脱げるほどズッコケ。
代替案としてお隣の駅・青砥の、
新店『なごみ』に和ませてもらいます。

駅からちょっとだけ離れた、
車も通れないような呑み屋通りの一角。
場所柄近くで一杯やってから、
背徳の〆ラーメンで来る客も多いみたいで、
寒いなか待ちができるほどの盛況。
店内は静かで落ち着いた雰囲気。
性懲りもなく生ビールやサワーを頼み、
呑み直す猛者どもも多数。
店主さんは『本丸亭』や『みしま』など、
塩ラーメンの名店での修行経験があるそうで、
まさにノウハウは叩きこまれてるってことですな!
ということであっさり系の「塩そば」と、
こってり系の「塩白湯麺」をシェア。
ギネス級のキビキビした動作で、
超速でラーメンを作っていく店主さん。
もはや肉眼では直視できないレベル!
そんな世界ビックリテクニシャンの手によって、
鮮やかに供されたラーメンは、
具沢山で賑やかなビジュアルですわ!
まずは俺様担当の「塩そば」。
スープは清湯よりはちょい濁りがあり、
飲むと口中に深~く広~く拡がっていくように、
じわじわとダシの旨味が効いてくる。
味の全体のベースは鶏。
ほんのり魚介や野菜などの香りもするが、
あくまで彼女らはバックダンサーに徹していて、
メインの伊代ちゃん(鶏)を邪魔していない。
飲むほどに深みと奥行きが感じられて、
久々に旨いなあ~これ。
三河屋製麺の極細麺は、
軽く手もみされてちぢれが付いている。
軽く歯ごたえを残した、
コリコリッとした軽快な食感で、
あっさり系のスープとの相性もいい。
肩ロースのチャーシューは、
1cm近くはあろうかというぶ厚さ。
脂っけはないがホロリと柔らかく、
お肉のお味もおしっかりでおたまりません!
一本まるまる入った穂先メンマ、
箸で持てないくらいトロトロな味玉、
シャキッとした新鮮な青菜など、
脇役陣も三谷ドラマレベルの充実ぶり!
渋いところではネギとカイワレ!
それぞれあえて苦味を強めに出してあり、
シンプルなスープの強烈なアクセントになっている。
三谷ドラマだと西村雅彦ってとこ?

一方の「塩白湯麺」は、
端麗な「塩そば」とは対照的に、
ぶ厚い鶏の旨味がビッグウェーブのように、
ドーン!と直線的に襲ってくるパワフルさ。
鶏だけでここまで力強くなるかね?
と微かに疑問に思っていたら、
後から調べたら豚頭も使っているとか!
どうりで!ガッテンガッテン!
麺も「塩そば」よりやや太い、
もっきりしたストレートに変えてあり、
その辺はさすがわきまえてらっしゃる!
食後にスープが冷めてから、
改めて互いのを飲んでみたのだが、
やや旨味がトゥーマッチに感じる部分もあって、
個人的には「塩そば」に軍配。
『六代目がんこ』亡き今、
めぼしい麺屋さんの無かった青砥で、
確実に人気を呼びそうな良作でした。
はぁ~なごんだなごんだナゴムレコード!

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