からみそラーメン ふくろう@上飯田

2018年7月2日/からみそラーメン ふくろう/上飯田/
からみそラーメン/830円
今年の名古屋出張もいよいよ最終日ということで、
夜に東京に帰る前に恒例のラーメン食べ歩きを敢行中。
まずは老舗の『陽龍』で懐かしのラーメンをいただき、
お次は同じ北区にある名古屋屈指の行列店『ふくろう』へ。
あの山形『龍上海』直伝という「からみそラーメン」が名物だとか!
昼間の時点で35℃に迫る勢いのこの炎天下の日に、
辛味噌のラーメンなんか食べちゃって死んだりしませんかね俺!?
善後策としてあらかじめアルプス商事に電話を入れて、
トラック一台分の冷たいおしぼりを持ってきてもらいました!
配送係のお兄さんが不思議そうにしてるけど説明しなくていいよね!

まずは店舗の裏にある「ふくろう」と表示された駐車場をキープし、
イソイソ店に向かうと前5人待ちという予想以上の盛況で、
日傘のサービスがありがた過ぎてオイオイ泣いちゃう!
あらゆる穴からダラダラ液体を噴射しながら待つこと20分、
ようやくホール担当のマダムに促されて着席…と思ったら、
店内にも待ち用のベンチがあってさらに耐えることに…!
しかしこの時点でまず券売機タイムなのでメニューを見ると、
もちろん修行先を踏襲した「からみそラーメン」がアンセムで、
さらに「しょうゆラーメン」「からみそまぜそば」と続く。
準備万端なので迷いなく「からみそラーメン」をチョイスしますぜ!
カウンター僅か9席の店内には屋号にちなんだふくろうグッズが並び、
渋い佇まいの店主さんが黙々と調理にいそしんでいるが、
いったい一杯が完成するまでにいくつ行程があるの!?と驚くばかり!
まずアイスディッシャーで丼に入れた味噌ダレと数種の油やタレを、
いったん泡立て器でカシャカシャやって全体をなじませてから、
さらに調味料などを加えてようやくスープを注ぎさらにカシャカシャ。
麺を入れてからもあれを乗せこれをかけそれを垂らし…と、
そりゃ回転率上がらないわ!と唖然とするほどの手間をかけ、
並び始めからトータル50分でようやく「からみそラーメン」とご対面!
スープは以前ラーツ部合宿で訪れた『龍上海』赤湯本店で食べた時は、
「豚骨+煮干+味噌」の割とシンプルな構成という印象だったが、
こちらはさらに現代風にアレンジを加えたハイブリッド版の様相。
煮干は奥に引っ込み豚骨とのバランスを重視したようなダシ感で、
そこに甘みが強めでコクと深みが素晴らしい味噌ダレが調和していて、
これってやっぱ愛知だけに八丁味噌とかも使ってるのかね?
さらに磯の風味が豊かな青海苔や香ばしい擦りゴマなど、
仕上げにかけた具材の風味がフレッシュに立ち昇ってきたりと、
一杯の丼の中に様々なアトラクションが用意されております!
さながら「食べるナガシマスパーランド」とでも呼びましょうか!
そんな重厚なスープの中に沈んでいる麺は極太で、
強烈なちぢれが付いていて箸でたぐるとブリンブリンうねるので、
白い服の人(パナウェーブ研究所員とか)は必ず紙エプロンを貰いましょう!
見た目のとおりのモチモチとした強めの弾力を携えており、
スープの拾いもいいので飽きずにサクサクと食べ進められるが、
ボリュームが結構あるので連食予定の人はそのつもりで臨みたまえ!
チャーシューも地元愛知の「三河もち豚」を贅沢に使っているそうで、
分厚いのに箸で掴めないほどトロトロに柔らかく、
上品な脂身の甘みがサービスのライスをバクバク捗らせます!
さらにメンマとナルトという『龍上海』と同じ具材を紹介しましたら、
お待たせしました!主役のからみそ先生の登場です!
このからみその量を1から6まで選べるのもお店オリジナルで、
基本の2だと巨峰ひと粒くらいの大きさのものがコロンと乗ってきて、
ニンニクの効いたスカッとした辛さが味噌スープにナイスマッチ!
スープに溶かすのはもちろん麺にちょい付けして食べたり、
そのままライスに乗っけて食べたりと色々楽しんでいるうちに、
冷房でようやく引いた全身の穴から汗が再びダラダラ…!
食後はすぐに店を出ておしぼりを全部使って身体を拭いてサッパリ!
結構な出費でクリマの売上すっ飛んだけど後悔はしていない!



食後はクールダウンを兼ねてナゴヤドームに来てみたが、
試合開催日ではないのでなんだか閑散としていて、
バックネット側以外は大した装飾もなく無機質にすら感じる造り。
ガラガラだけど開いているグッズショップも冷やかしてみたが、
アルモンテの月間MVP受賞記念Tシャツが大量に売れ残ってたり、
(恥ずかしくなるくらいダサいデザインだからしょうがない)
アルモンテと全く同じ俺のヒゲもシナシナになるのでした…!

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ラーメン専門店 陽龍@黒川

2018年7月2日/ラーメン専門店 陽龍/黒川/
ラーメン/670円
味噌煮込みうどんがひたひたに張られたナイトプールで、
ビキニのパリピ女子たちとウェイウェイしまくるという、
チャラ過ぎる夢にうなされてガバッと目覚めた名古屋出張最終日。
まずは朝風呂ってことで大浴場で身体中の味噌をさっぱりと洗い流し(正夢?)、
チェックアウトの時間ギリギリまで部屋でペイチャンを凝視、
11時きっかりにようやくホテルを後にしてラストラーメン巡りに出発です!
しかしさすがにもう名古屋出張も7年連続の恒例行事ってことで、
そろそろ気になるラーメン店の手駒も少なくなってきているのは事実。
そこで今年からムック誌に載るような有名店ばかりではなく、
町の片隅で静かに営業している渋いお店にも目を向けることにしましたよ!
ということで1軒目に選んだのは黒川にある『陽龍』で、
こちらはなんと東京のオールドラヲタにはきっと懐かしい名前であろう、
かつて三鷹にあった『陽々』の関連店だというではありませんか!
まだブログを始める前に『江ぐち』とセットで行った記憶があるわ!
あぁ…あまりの懐かしさに思わず目から透明な汁が…!


名古屋高速1号楠線が南北に伸びる国道41号線から、
一本脇道に入った場所で店横と向かいに5台分の駐車場を完備。
しかし噂には聞いていたがその駐車場の争奪戦がすさまじく、
開店10分前の時点ですでに空きがラスト1台だったので慌ててキープ、
その後もハザード点灯で空くのを待つ車が続々とやって来る。
もちろん足立ナンバーなど他におらず全て名古屋ナンバーの地元民で、
定刻より5分巻いてオープンする頃には5組ほど並んでいて、
昼時になると続々と老いも若きもラーメンを求めて押し寄せてくる。
老舗が元気なのを見るとなんか勇気が湧いてきますな!
逆L字型のカウンターだけの店内は薄暗く渋すぎる佇まいで、
うっすーく音声が流れるテレビをBGMにホール担当のお母さんとお姉さん、
それにブルーのTシャツにユニクロのジーンズという、
ラーメン店主らしからぬラフな恰好の親父さんで切り盛り。
メニューは「ラーメン」「特製ラーメン」「肉なしラーメン」と、
チャーシューの有無だけのスタイルはルーツである『第一旭』譲り。
おしんこが付いてくるライスとともに楽しんでいる客が多いが、
ここは素直に「ラーメン」でいくのがいちげんの嗜みってもんよ!
オヤジさんの一切ムダのない流れるような調理のすえ、
「はいっ!」(出来たよ!)という合い言葉により、
お姉さんから速やかにサーブされた念願の「ラーメン」は、
スープ一面を細かく泡状になった油が覆っていていかにもうまそげ!
そのスープは豚ガラを濁らさずにゆっくりと炊いた清湯で、
骨よりもチャーシューの煮汁っぽい肉からのダシ感がリードしているが、
変なクセもなく非常にあっさりすっきりとした飲み口。
まだ慣れてないうちは「ん?薄いかな?」と思っちゃうけど、
徐々に舌のピントが合ってくるとじんわりした旨味を楽しめるようになり、
これは確かに毎日でも飲める飽きの来ない味ですわ!
旨味が過多すぎて食べてて疲れちゃうラーメンってあるもんな!
麺は大釜で泳がせて平ザルで一気に湯切りしている、
神戸から西あたりの西日本エリアで良く見かける中太ストレート。
あまりかんすいの存在を感じさせない美白の持ち主で、
ポクポクとした粉の質感を残した素朴な食感は、
同じく西日本でおなじみのブラックマッペもやしと混ぜて食べるといいね!
そしてチャーシューは脂身のないとこが「ラーメン」でも5枚、
四角く成形したような見た目は『陽々』にそっくり!
薄切りながらザクザクと肉の繊維を残した歯ごたえで、
肉の旨味が濃いのでこれでライスを楽しむ人が多いのも納得!
卓上には定番の胡椒はもちろん粗挽きの唐辛子が置いてあり、
ちょいと興味があったので中盤に振りかけてみると、
ピリピリとした辛さが豚スープをさらに引き立ててくれてこれいいね!
辛党じゃないけどスプーン2-3杯くらいいっちゃっても全然オッケー!
隣の席のおじさんは「どうしようか悩んどるわー」と言いつつ、
やっぱり途中でライスを追加しておばちゃんに笑われていたりと、
常連さんに長らく愛されている和気藹々とした雰囲気を、
いちげんとはいえ束の間だけでも堪能させていただきやした!
さて車に乗り込んで次のお店へ…と駐車場へ向かうと、
俺の車の横の僅かなスペースに1台ムリヤリ停まっていて、
目の前にある電柱もジャマで完全に身動きが取れない状態…!

まぁちょっとその様子を図にしてみたから見てちょうだい!
普通こんなところにねじ込んで停めていくかね!
幸い左横の車がすぐに出てくれたので抜け出せたが、
このまま一生をこの駐車場で過ごすのかと思って、
怖くて目から透明な汁をワンワン流しちゃったよ!まったくもう!

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豚そば ぎんや 黒川本店@黒川

2012年6月30日/豚そば ぎんや 黒川本店/黒川/
豚そば/700円
麺レポの前にまずは愚痴ですよ愚痴!
有料ブログじゃないんだからちょっとは付き合いなさいよ!
今回出店した名古屋のアートイベント、
根本的に駐車場のシステムがおかしいんですよ!
出展者のための駐車場は事前予約が可能なのだが、
荷物の搬入がしやすい平面の駐車場は、
わずか100台もないくらいで基本当日の早い者勝ち。
それ以降回される立体駐車場は、
小さなエレベーターがいっこしかないため、
荷降ろしの大渋滞に巻き込まれるという扱いの格差っぷり!
なので会場が開くのが7時からだというのに、
5時には車の列に並ばないといけないという無駄さ!
しかもいつ動き出すか分からないので、
一人だとトイレにもコンビニにも行けない地獄!
エロ妄想の使い手じゃなかったら、
こんな時間をただただ無益に過ごすところだったわ!
そんなこんなで長距離ドライブの疲労と極度の寝不足で、
イベント初日終了後はピリオドの向こう側へ!
逆に一気にハイテンションになったまま夜麺に突入しまーす!
(お待たせしました愚痴終了です)
前日に昼営業に間に合わなかったため、
当初の予定を変更してまずは豚そばの『ぎんや』へ向かうべく、
地下鉄を乗り継いで黒川という駅へ。
しかし最寄り駅つっても店はかなり遠く、
どんどん景色は寂しげな住宅街に変わっていき、
不安で涙が止まらなくなった辺りでようやく店発見!
通りすがりのおばあちゃんに飴もらって慰められちゃった!

なんだか別業態店も含めて、
名古屋市内に4店舗だかの支店を増やす実力店だが、
ここ本店はL字カウンターだけのこじんまりした感じ。
常に外の椅子に行列が絶えない人気で、
入店着席までには30分ほどを要してしまった。
いくらエロ妄想しても足りねぇ!
メニューのキモは当然「豚そば」だが、
丸鶏魚介系清湯の「汐そば」に「海老味噌ラーメン」、
「つけそば」はストロングや限定のカレーパンプキン、
さらに「まぜ郎」なんてアレ系なメニューも…。
しかしこういう時に冒険する気にならない、
事なかれ主義ボーイとしては普通に「豚そば」を注文。
お盆に乗せた丼を手渡しされるのだが、
そのお盆が丼底の大きさギリギリのサイズなので、
受け取ってカウンターに置くまでがグラグラしてかなり危険!
すぐに人間工学の先生を招聘しなさい!
手間暇かけて抽出したという豚骨スープは、
なるほどザラッと髄や骨粉が溶け込んだ、
濃密な味わいながら臭みやしつこさは抑えられていて、
気品すら感じるたたずまいで素直に旨い。
そこにほんの香り付け程度に、
鰹メインと思われる魚介の風味と、
必要最低限の味付けに醤油ダレが加えられている。
底には細かく刻んだタマネギが沈んでいて、
それが食後のさっぱり感を演出。
途中で卓上の七味をパラリしてみたが、
華やかな辛味は豚骨の風味に見事にマッチ!
今度から豚骨ラーメン屋には七味持参だな!
麺は長浜ばりの超極細ストレートで、
デフォルトでバリカタくらいに茹でられていて、
かなり歯ごたえが強いタイプ。
ダレやすいので大盛りは不可らしいが、
極細麺の割には量はけっこう多いように思った。
具はチャーシュー、穂先メンマ、青ネギに海苔で、
チャーシューは厚く切られたバラ肉で、
ちょい濃いめの味付けで存在感が大きい!具が大きい!
結果的に構成は良くある豚骨魚介なのだが、
丁寧な仕事が垣間見えるラーメンで、
決して十把一絡げでくくっちゃいけないレベルの高さでした。
疲れで満腹中枢もクラッシュしたのか、
一杯食ったら食欲はさらに加速!
急ぎ栄まで戻ってもう一杯じゃ!
ついでに道行くナゴヤ嬢も抱けるだけ抱いとけ~!

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