ベトコンラーメン新京 一宮本店@尾張一宮

2013年7月1日/ベトコンラーメン新京 一宮本店/尾張一宮/
ベトコンラーメン/850円
今日中に東京に帰らなければならないというのに、
わざわざ名古屋から逆方向の一宮に来たのには理由があります!
さて問題です!その理由とは一体なんでしょう〜?
(チャラララチャラララチャラララチャララララ〜)
それでは正解です!その通り!聖地巡礼のためでしたー!
不正解の野々村君は没シュート&獄門の刑です!
ここ一宮には「ベトコンラーメン」なる、
昭和44年に考案されたというガチのご当地ラーメンが存在し、
その発祥の店でもある『新京』の本店が、
今でも地元民に愛されながら元気に営業しているのである。
ちなみに気になる「ベトコン」の由来は、
「ベートーベン&コンビーフ」の略ではもちろんなく、
「ベストコンディション」という意味合いってことになってますから!
あれこれ詮索するのは無粋ってもんよやーね!
東京ではインスパイア系で一度食べただけなので、
果たして本場のベトコンたんの実力たるや如何に!?いざ参らん!

興奮のあまり全身から体液をダラダラ垂れ流すという、
ワーストコンディションのまま店に到着すると、
見た目は住宅街の中にある本当になんてことない中華料理店。
周辺には人っこひとり歩いておらず、
時折ミンミン泣く蝉の声が夏空に響いて消えて行くばかり…!

マジでこの「ベトコンラーメン本舗」の看板と、
おざなりに飾られた紅白の提灯がなかったら、
ここがお店だとはまったく気付かず素通りしちゃうかもしれん!
まったくオーラが無いけど本当にここが聖地で間違いないの?
入口のガラス窓にもカーテンがかかっており、
なかなか入りにくい雰囲気だが思い切ってドアを開けると、
予想外に地元民のお客さん達でぎゅうぎゅう詰めの満席状態!
なにこの中と外での圧倒的なテンションの差は!
テーブル席では月曜のまっ昼間だというのに、
大量の生ビールのジョッキを空けて酒盛りに興じる謎の団体や、
みんなで食えば匂いは同罪!とばかりに、
10人ほどで連れ立ってランチを食いにきてるサラリーマンなど、
かなり幅広い年齢層に愛されている様子。
コの字型のカウンターの狭いスペースの中では、
重鎮のオーラを放つおばあちゃんとお姉ちゃんが、
ひっきりなしに注文を取ったり生ビールをついだりしている。
厨房はその奥にあって調理の様子は見えないが、
絶えず中華鍋をコンコンと振る音と、
豪快なニンニクの香りが広がってくる。
メニューは看板の「ベトコンラーメン」以外にもかなり豊富で、
壁のリスト一覧を見てもまったく判断できねぇ!
地元の人にはカラアゲや焼売などが付けられる、
「ベトコンランチセット」が人気の模様だったが、
『華丸』からの連食なのでここは素直にオンリーベトコンで注文。
厨房とカウンターの間の小窓からコトリと現れた、
たっぷりの炒め野菜が乗ったその姿は何より壮観!
予想外に澄んだ醤油色のスープ自体は、
鶏ガラ豚骨の動物ベースでちょっと甘口の味付けがされた、
すっきりしたオーソドックスな中華系清湯。
しかしそこに徐々に炒め野菜の油と、
たっぷりの粉唐辛子とニンニクの成分が溶けてきて、
徐々にパンチ力を増していきジャンクな味わいに変貌していく。
思った以上に唐辛子の辛さが強烈で、
飲むたびにカーッと胃が熱くなっていくのが分かるくらい!
とりあえず心の中で「うおォン!」とだけは叫んでおいた!
麺は軽くウェーブのかかった細ちぢれタイプで、
こちらも大きな特徴のない昔ながらの中華麺って感じ。
ただ一部の情報では茹ですぎダレダレという噂だったが、
実際はそんなことはなくシャキッと適度な歯ごたえのある、
ベストな茹で加減だったのでホッとひと安心。
炒め野菜はモヤシとニラに少量の豚バラと、
粒のままのニンニクがゴロゴロと入っていて、
強火で一気に炒めているのかシャキシャキで実に美味しい!

そのニンニクは火が入ることで、
まるでおいもさんのようにホクホクトロトロになっていて、
そのままで食べてもご飯を欲する美味しさ!
さぞや兵器レベルの匂いがあるかと思ったら、
炒めることで分散されるのかあまり気にならなかった。
まぁあくまで自分の主観によるものですけど!
ハタからしたら臭くて近寄れないかもしんないですけど!
野菜がかなりのボリュームではあるものの、
麺が意外と少なめなのかサクッと完食できちゃった!
これなら確かにライスやカラアゲとセットでもアリですな!
念願の聖地巡礼を終えて東京に帰るつもりだったのに、
ニンニクの強壮作用で俺のベトコンが急成長、
つっかえてハンドルが操作できなくなっちゃってこりゃ困った!
これぞベストコンディション!ってかーガハハハー!
(苦情陳情は各自治体にお願いいたします)

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中華そば 華丸@萩原

2013年7月1日/中華そば 華丸/萩原/
味玉そば/800円
名古屋でのイベント出店を無事に終えたご褒美として、
一日延泊してゆっくりと過ごすことにしたオレことこむら代表。
ホテルのチェックアウト時間ギリギリまで、
大浴場の温泉につむじのてっぺんまでじっくりと浸かり、
ドクターフィッシュについばまれた程度でもちぎれそうなフヤフヤの身体のまま、
名古屋を後にし本日最終日は一宮市へと向かいまーす!
「東京とはまるで反対方向じゃねぇか!」っつー、
至極真っ当なツッコミには一切応じませんのでよろしく!

名古屋から下道で車を走らせること一時間弱、
長らくの宿題店であった『華丸』さんに到着するも、
開店20分前で余裕のポールポジションゲットだったので、
店の裏手の駐車場に車を停めしばし周辺を散策。


お店は一宮の市街地から離れた尾西線の萩原という、
ピンとこないにも程がある駅からすぐの場所にあるのだが、
月曜の午前中ということもあり駅前のメインストリートはご覧の有様。
改札を出たロータリーの先がいきなり民家で、
土間に椅子を持ち出した婆さんズが井戸端会議してたりするし!
時間が!明らかに時間が止まってるよママー!
地元萩原町出身という歌手・舟木一夫の資料館(開いてない)を、
閉ざされたカーテン越しにボーッと眺めたりしつつ、
開店10分前に店に戻るとひと組またひと組と客が集まって来て、
ノレンが出された瞬間にあっという間に満席になる人気っぷり!
こんなに大勢どこに隠れてやがったんだ!(答え:家)
木の風合いを活かした素朴な造りのお店なのだが、
なるほど以前は店主さんの父上のお寿司屋さんだったんだとか。
接客はお母様らしき女性と若いお兄ちゃんの二人に任せる形で、
その店主さんは黙々と寸胴&茹で釜と対峙し、
全神経を集中してラーメン作りに没頭している。
基本は「中華そば」と「つけそば」のみとシンプルだが、
売り切れランプが付いていたものの二郎系らしき「にぼじろう」だの、
季節限定の「あさり潮つけ麺」などもラインナップされており、
おそよこの立地での営業とは思えない充実したメニュー構成。
しかしもちろんお目当ては愛知ラーメン本に掲載されていた、
そのビジュアルに一目惚れした「味玉そば」一本!
一杯ずつ小鍋で温められるスープは、
油がトロンと乳化したいわゆる豚骨魚介のWスープだが、
粘度は弱くサラッとした滑らかな口当たりで、
ふんわりと煮干しや鰹の風味が鼻に抜ける和寄りのテイスト。
豚骨はあくまで魚介スープを支える補強程度で、
カエシも控えめでダシそのものの豊かな風味を活かしており、
極めて上品な豚骨魚介っつー面持ちでこれは評判通り美味しい!
そのスープには強くちぢれた中太麺をカップリング、
一本一本が短いちょっと変わった形状。
加水率が低いのか噛むとパッツンと切れる面白い食感で、
当然スープを吸いこみやすくダレるのも早いので、
ダラダラしないで襟を正して一心不乱に啜れ!
呑気に日テレジェニックのグラビアなんか眺めてるヒマねぇぞ!
そして具のひとつひとつも特筆ものが揃っていて、
まずはバラ肉を豪快に厚切りにした、
角煮のようなチャーシューがゴロゴロと3枚も入っている。
脂身も多くなかなかトロトロこってりジューシーだが、
味付けは軽めに仕上げていて食べやすい。
ゴリッと繊維質が強い骨太なメンマも、
竹だったあの頃を思い出させる味わいでインパクト大。
そしてエロすぎるオレンジ色の断面を、
惜しげもなくご開帳している神々しい味玉よ!こりゃ観音様や~!
(思わず断面に一万円札を挟んでナンマンダブ)
「もみじたまご」というブランド鶏卵を使っているそうで、
黄身の濃厚さを徹底的に引き立てた仕上がり。
ここに来てこれをトッピングしないとかダメよダメ!
文句なしに旨い一杯にはもちろん満足したのだが、
本当は以前の寿司屋時代からの人気メニューだったという、
「いなり寿司」も絶品という噂だったのに、
連食予定ということもあり泣く泣く諦めたのだけが心残り!
しかもよりによって隣りの席のおっさんが、
その味の染みた油揚げのいなりをまぁ旨そうに食ってやんのよ!
それは私のおいなりさんだーっ!
(変態仮面ばりにパンティを被ったまま横取り未遂)

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博多とんこつラーメン 辻商店@小牧口

2013年6月28日/博多とんこつラーメン 辻商店/小牧口/
博多とんこつラーメン/600円
年に一度の名古屋出張と言いつつも、
なぜか小牧市への寄り道から始まったひとり珍道中。
まずは絶品の讃岐ラーメンを提供する『ら・DON』を堪能したのち、
お次の一杯も同じ小牧市から『辻商店』さんをチョイス!
あの名古屋市東区の名店『如水』がプロデュースする、
博多とんこつラーメンの店でございます!
『如水』はおととしの名古屋出張でいただいた、
洗練の極致とも言える塩ラーメンにいたく感動した覚えがあるので、
そこが作る博多とんこつラーメンとは実に興味津々!
ちなみに屋号の「辻」にちなんだボケを考えるに、
「仁成」に行くか「発彦」に行くかはたまた「加護」に行くかで、
この後の文章構成がだいぶ変わってくる局面なのだが、
そもそも時間と労力のムダなので割愛させていただきます!

お店は「ラッキープラザ」という能天気な名前の、
パチンコ店の駐車場の敷地内に併設されており、
そういう場所柄か客層はおっさんやサラリーマンが目立つ。
なんとも愛想のいいお母さん達がホールを仕切っている、
厨房に面したカウンターがメインのお店で、
その座席から見える気合い満点の若き店主さんの湯切りが、
まるでヒーローの変身ポーズみたいで超カッコいい!
いやぁ〜私も昔はねぇ〜仮面ライダーの役をねぇ〜!
(気合いでコーヒーを淹れながら藤岡弘、風に)
メニューはオーソドックスな「博多とんこつ」と、
そこにマー君こと田中マー油投手を浮かべた「黒とんこつ」、
さらに「つけめん」に煮干+豚骨の「にぼとんラーメン」なんて、
ニボ蔵がゴロニャンしちゃうような気になる一杯も!
まぁでもここはオーソドックスにいくばい!と、
「博多とんこつ」の食券を買うとそこには「シロ」と表記されている。
人を昭和の飼い犬みたいに呼ぶなんて!失礼極まりないわ!
ワンワン!ホネ!ホネをちょうだい!
そのホネや豚頭からじっくり抽出された豚骨スープは、
ブリックス的な濃度はなくサラリとした口当たりなのに、
豚の濃厚な旨味がたっぷり詰まっていて、
たった一口でも唇がペトつくほどのかなりの迫力!
嫌な臭みや油分のベタつきなどは皆無で、
どっしりしているのにかなり食べやすいっつー、
ある意味理想的な豚骨スープに仕上がってると思います!
そして柔らかめからハリガネまで茹で加減を選べるので、
バリッとバリカタで指定した極細ストレート麺は、
期待通りになかなかザクッとクリスピーな食感。
不思議と一本一本が短い形状になっているので、
硬めでももつれることなくスイスイと口に入っていく。
替え玉が前提の豚骨ラーメンの割りには、
ひと玉分でもしっかりそれなりに量があるのが嬉しい!
具は濃いめの味付けの薄切りバラ肉巻きチャーシューが2枚、
それにキクラゲと万能ネギと海苔が一枚と、
600円という値段なら過不足なしの構成。
卓上には擦りゴマと紅生姜のみで高菜は別料金、
ちなみにニンニククラッシュは頼めば出てくるみたいです。
ただ冷静に考えたら名古屋まで来てるのに、
わざわざ博多ラーメン食ってるってのもどうかとは思うけど、
まぁ旨かったんだからいいじゃないか!
名古屋で豚骨食ったっていいだろ〜!
ペペロンチーノにチーズかけたっていいだろ〜!
写っ真をとりましょ〜おカシャカシャカシャ!
(最終的に辻加護へのボケでフィックスしたご様子)

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SANUKIらーめん ら・DON@小牧

2013年6月28日/SANUKIらーめん ら・DON/小牧/
塩らーめん+熟地醤油卵/700円+130円
愛知の皆さんおはこんばんちわ〜!
あの全裸ジェントルマンでおなじみのこむら代表が、
時折ビュンビュン飛んでくる板東英二の豪速球をヒラリとかわしながら、
(テレビを干されてる間にトレーニングし直したそうです)
年に一度の名古屋出張にやって来ただぎゃ〜!
とはいえ今年はいきなり名古屋にズドンと突入するのではなく、
ちょっとラーメン寄り道してまずは小牧市に出没。
東京から約370kmを走破して直行で駆けつけたのは、
小牧ICを降りたらすぐの小牧城の麓にある『ら・DON』さんです!

あの讃岐うどんのメッカ香川の中にあって、
随一の人気を誇るラーメン店『はまんど』のご子息様が営む店で、
その名も「SANUKIらーめん」とストレートに銘打った、
オリジナル色の強いラーメンを提供しているそうな。
ほんのり小魚ダシの香り漂う店内は、
カウンターだけでなくテーブル席も豊富で家族連れが目立つ印象。
厨房ではまだ若くてイケメンな店主さんが、
歩き遍路で鍛えた肉体を駆使して調理に勤しんでおります。
(真意はまったく定かではありません)
メニューはなかなかにバリエーションが豊富で、
つけめん系は「醤油」「塩」「赤」「濃厚魚介」「ラ・ドン」「釜玉」、
らーめん系も「醤油」のあっさりこってり「塩」「黄金」と、
信長でなくてもホトトギスを殺したくなるほど悩ましい!悩ましいよ!
しかしらーめん系の麺は茹で時間たったの2分、
一方でつけ麺系の麺は茹で時間11分と極端に差があるので、
腹ペコがもう限界なので「塩らーめん」に卵付きでオナシャス!
長時間ドライブの疲労と空腹を紛らわすため、
気を落ち着かせてじっくり敦盛を舞っていたところ、
さすが茹で時間2分あっという間に「塩らーめん」サーブ!
「夢幻の〜」のくだりまでしか舞えなかったじゃん!
麺とスープ、具材がそれぞれ別皿で供され、
驚くほどクリアで澄み切ったスープがいかにも旨そげ!

そのスープは香川産の藻塩でシンプルに味付けされ、
イリコがメインの和ダシに動物系で厚みを加えており、
各々の素材が織り成す深みある旨味にあふれている。
後半やや塩気が強すぎるように感じてしまったが、
その辺は長距離ドライブでの体調の影響もあるのかもしんない。
とにかく苦労してやって来た身の隅々まで、
じっくりじんわり染み込んでいくような美味しさだわ!
そして中華麺店盛(さかり)という東京では見慣れない麺箱から出された、
讃岐うどんの手法を用いて作られたという、
ゆるやかウェーブ中太麺のクオリティにはまぁ驚いた!
表面はビックリするほどシルキーで艶があり、
唇に摩擦を与えないスベスベとした滑らかな啜り心地で、
その内側には歯をムギュッと押し返してくるような、
しっかりとしたコシと粘りを隠している。
その食感がなんとも言えずなまめかしくセクシーで、
食べてるうちに思わずエロい気持ちになっちゃうほど!
正直今までこんな中華麺は食べた記憶がございません(興奮&野生化)!

具の数々は適時そのまま食べたり丼に入れたり。
スライサーで注文のたびにカットされる、
まるで生ハムみたいな形状のチャーシューは、
ほんのりレアで薄切りなのにむっちりとした肉感的な噛み心地。
甘辛く煮付けたおあげさんが付いてくるのも、
やっぱりきつねうどんのイメージなのかな?
そして130円とやや割高のトッピング「熟地醤油卵」は、
濃厚でトロリとした黄身の奥にまで、
しっかりダシの味が染みていて確かに旨い!
このあともう一杯を予定してるのも構わず、
思わず丼の底まで舐めるように完食完飲しちゃいました!
いや〜これは東京からはるばる来た甲斐あったわ!
気に入った!その方をこの信長の料理頭として迎えようではないか!
人間〜五十年〜下天のうちを〜比ぶれば〜!
(殺そうとしたホトトギスに逆襲され頭をつっつかれながら)

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